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ウサギの急性胃拡張(急に食べなくなった、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】

2013.04.25

ウサギの急性胃拡張(急に食べなくなった、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】  

ウサギには急に食欲不振に陥る急性胃拡張という病気があります。
原因はさまざまですが、一つではないことも多く、原因追求よりもまずは緊急対応を要求される病気です。  
典型的な例では前日まで食事を食べていたのに、朝から全然食欲がなく、便も全くでない、という状況になります。

このような症例ではまず急性胃拡張がおこっているのかどうかを検査して、もし急性胃拡張であれば緊急対応を要求されます。
緊急対応によって内科的に症状の改善が見られることが多いのですが、毛球などで閉塞していれば手術でなければ助からないこともあります。  


写真は検査によって閉塞を確認したあと、手術で摘出した毛球。
この症例では臼歯の不正咬合があり、さらに換毛期で過剰に毛を飲み込んでおり、おやつ(ニンジン)の多給による胃腸機能低下があったものと想定された。この毛球は粘土のように固まっており、胃に蓄積されていた。
術後は順調に回復し、元気・食欲は正常となった。  

ウサギが急に食欲が無くなる場合は緊急状態であることも多いので、気が付けばできるだけはやく動物病院に連れていってあげましょう。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

ウサギの急性胃拡張(急に食べなくなった、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】

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