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猫の腎結石(血尿など)【大阪府堺市の動物病院】

2013.02.18

猫の腎結石(血尿など)【大阪府堺市の動物病院】  

この症例は1週間程血尿が続くとのことで来院。
体重も減少しており、動きも悪くなっているとのこと。  

レントゲン検査をすると腎臓に結石があることがわかった。  
単純に考えれば摘出しておしまいだが、腎結石の摘出は腎機能を低下させることがあり、残りの腎機能がどれだけ残されているのか、摘出するほうがメリットはあるのか、などを考慮の上摘出するかどうかを決定します。  

この症例では腎機能は少し低下しており、さらに高齢(17歳)ということも考慮の上、摘出するべきかをよく飼い主さんと相談した上で摘出することになった。
血尿、体重減少などの症状が発現していることが摘出することの決め手になったようです。

腎機能は低下しているが、腎濾過量は保たれているので、腎摘出ではなく、腎切開による結石摘出を行なった。  

写真は摘出した腎結石。  

腎結石は無症状のことも多いが、潜在的に腎障害を進行させ、腎不全の発現を早めるリスクがあります。
手術のメリット、デメリットをよく考えた上で治療方針を決定することが大事です。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

猫の腎結石(血尿など)【大阪府堺市の動物病院】

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