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ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】

2013.02.10

ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】  

ウサギは高齢になると呼吸状態が悪化する疾患にかかることがあります。
その一つに胸腺腫があるのですが、犬や猫では胸腺腫は基本的に外科疾患です。
しかし、ウサギにおいては開胸術は安全な方法が確立しておらず、かなり危険なので一般的にはすすめられません。  
そこで内科療法になるのですが、この時もいくつか注意することがあります。
一つは薬を飲ませる時に呼吸困難を起こしやすいこと。
この問題については薬を飲ませるときに決して無理はせずに、何度かトライしてもらうことで解決することがあります。
もう一つは薬の副作用です。ウサギでは胸腺腫の治療薬は副作用が他の動物よりも強くでることがあり、注意して投与しなくてはなりませんが、用量が少なくても効果があまりありません。
副作用に気をつけながらある程度の薬の量が必要になります。
しかし、効果があることも多いのでこれからの治療の第一選択になるのではないかと思います。        

写真は治療1週間後の胸部レントゲン写真です。
明らかに胸部腫瘤が縮小した分、心臓が本来の形に戻ってきています。
それに伴って呼吸状態もかなり安定しました。  

ウサギの胸腺腫の治療に関してはまだ発展途中ですが、以前に比べて確実に治療方針は確立してきています。
ウサギの呼吸がおかしいと感じたなら急を要することも多いので、できるだけ早めに動物病院で相談してください。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】

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