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ウサギの卵巣子宮疾患と血尿と手術【大阪・堺市の動物病院】

2012.11.21

ウサギの卵巣子宮疾患と血尿と手術【大阪・堺市の動物病院】

最近ではウサギの卵巣子宮疾患の認知度も高くなり、予防的な避妊手術を希望される方も増えてきました。

ウサギの子宮疾患では初期段階で家族の方が異常に気づくことはあまりありません。
ほとんどの場合、数日前からの元気・食欲の低下や血尿を主訴に来院されます。
ですが、来院時点では病態が進行していることも多く、子宮腺癌が転移していることもあります。      

写真は血尿症例の開腹手術時の様子です。子宮が充血し腫脹しています。
血尿を呈しているのに膀胱はキレイにみえることに注意してください。    

ウサギの子宮疾患は乳腺の腫脹や腫瘍を伴うことが多く、子宮腺癌は3歳以上の雌ウサギに好発します。
ウサギの子宮疾患の治療はいずれも手術になります。
全身状態が悪くなければ手術後の経過は良好であることが多いです。  
ただし、注意しなければいけないのが、元気・食欲と病態の進行度は一致しないことも多く、元気・食欲に問題のない状態から1日で死亡までの経過をたどることもあります。
特に血尿(実際には子宮からの出血)がみられる場合には注意が必要です。
微量な出血を繰り返すうちに手術が非常に危険な状態に陥ることがあります。
また、微量な出血から一転、大出血を引き起こし急変することもあります。  

ウサギの避妊手術でこれらは予防できるので、避妊手術がまだという子がいれば早めに動物病院で相談してあげる方がいいでしょう。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555  

ウサギの卵巣子宮疾患と血尿と手術【大阪・堺市の動物病院】

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