大阪堺市のペットクリニック-キキ動物病院 | 日記 | ウサギの臼歯歯根膿瘍【大阪・堺市の動物病院】

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大阪堺市のペットクリニック-キキ動物病院 の日記

ウサギの臼歯歯根膿瘍【大阪・堺市の動物病院】

2012.10.17

この症例は慢性の下痢・食欲不振を呈しており、他院で2ヶ月ほど治療を続けても治らないとのことで来院。
院内でも確かに下痢便をしていたので、便検査をしてみるとコクシジウムのオーシストを検出。今はいい治療薬があるので投与。
さらに検査を進めると臼歯の不正咬合があることがわかった。

胃腸の状態を評価するためにレントゲン検査をすると胃腸鬱滞の程度は思ったよりもひどくなかったが、胸部に膿瘍と思われる石灰化したmass陰影を発見。  

治療方針を相談の上、まずは臼歯不正咬合の治療をすることになり、歯科処置を実施したところ、排膿している臼歯を発見。
この臼歯をそのままにしていても進行していくだけなので抜歯し、歯根に付着している膿瘍壁ごと除去した。
写真は抜歯した臼歯と除去した歯根膿瘍。    

この症例のようにウサギの食欲不振は一つの原因ではなく、複数の原因でおこることも多い。
また、一つの異常が慢性化した結果、他の異常を引き起こしていることも多い。  
問題が軽度なうちに(早めに)動物病院に相談したほうがいい結果が得られることが多いでしょう。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

ウサギの臼歯歯根膿瘍【大阪・堺市の動物病院】

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