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犬の前十字靭帯断裂【大阪・堺市の動物病院】

2012.10.02

犬の前十字靭帯断裂  

犬は普段の生活で大きな事故も無く、急に跛行(びっこ)を示すことがあります。
そのような症状を示す疾患の中で、動物病院で診察する機会の多いものに前十字靭帯断裂という状態があります。  

この症例も家で遊んでいたら急に右後肢を跛行しだしたということで来院。
院内でも右後肢が負重性(体重を患肢にかけて)の跛行を示していました。
また、院内ではシットテスト(座り方をみる検査)陰性でしたが、家ではいつも右後肢を流してお姉さん座りしているとのこと。
右大腿周囲筋量は左大腿周囲筋量に比べ低下しています。  

整形学的検査ではいくつか陽性となりました。
まず右膝関節の伸展痛がありました。
さらに脛骨前方飛び出し試験や脛骨前方引き出し試験(ドロワーテスト)は両方陽性でした。

以上の所見から十分に前十字靭帯完全断裂が疑われるのですが、診断の補助のためにレントゲン検査で確認したところ、右膝関節のドロワーとファットパッドサインがみられました。  
ただ、膝関節の変形性関節症(DJD)はそこまで重度ではなく、慢性度は比較的低めと思われました。  

この症例はまず家族と手術するかどうかを相談してきてもらうことになりました。
前十字靭帯症においては基本的に進行していく病気で、外科的介入なしに改善する見込みは低いです。  
日常生活で後ろ足が急にびっこをひきだしたら要注意サインです。
早めに動物病院で診てもらいましょう。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

犬の前十字靭帯断裂【大阪・堺市の動物病院】

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