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ウサギの熱中症【大阪・堺市の動物病院】

2012.08.20

ウサギの熱中症  

動物病院では夏になるとウサギの熱中症が増えます。
ウサギは熱中症になりやすい特徴をもっています。
体幹に汗腺がないため、熱を発散させる有効な手段をもたない。
犬はパンティングによって口から熱を発散させることができるのですが、ウサギは鼻呼吸なのでその方法もとれないのです。
また、被毛に体が包まれているので、夏場に毛皮のコートをきているようなもので、熱をこもらせやすいのです。
そして、飼育下では肥満のウサギが多く、皮下脂肪は熱の発散を妨げます。
ウサギは寒さには強いのですが、暑さには弱いのです。  

飼育においては温度管理が夏場には特に重要です。
16~21℃が理想的ですが、28℃以上になれば熱中症に陥る可能性が高くなります。
また、暑さによるストレスで免疫力が低下して皮膚病を発生することも多いので、温度管理には気をつけるようにしましょう。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

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