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ウサギの奥歯(臼歯)の不正咬合【大阪・堺の動物病院】

2011.04.15

ウサギの奥歯(臼歯)の不正咬合【大阪・堺の動物病院】



うさぎの前歯(切歯)の不正咬合は気づきやすいと思います。外からみて切歯が伸びすぎていることが分かることが多いからです。

ですが、奥歯(臼歯)は外からでは伸びていることがわかりづらいです。

家でウサギの臼歯の不正咬合に気づくポイントは症状をいかに見逃さないかです。



では兎の臼歯の不正咬合ではどのような症状がでることがあるのでしょうか。

以下のような症状がでることがあります。

・切歯過長症の併発

・消化器障害(下痢・便秘・腸内ガスの貯留など)

・眼症状(流涙・眼球突出・結膜炎など)

・顔面膿瘍

・皮膚症状(湿性皮膚炎)



以上のような症状の延長で排便減少や食欲低下、体重減少がおこることも多いです。

一見歯と関係なさそうな症状が多くでてくる特徴があり、兔の臼歯の不正咬合を気づきにくくしています。

このような状態を無治療で様子を見ていると状況は悪化することはあっても良くなることはありません。

食欲低下・食欲廃絶が長期に渡ると腎不全を引き起こし、取り返しのつかない事態に陥ることも少なくありません。



普段からウサギの様子をよくみてあげて、家で様子を見すぎないことが早期発見の最大のポイントといえるのではないでしょうか。



キキ動物病院

大阪府堺市中区深井北町117-3



072-276-3555

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