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フェレットのインスリノーマ(ふらつき、よだれなど)【大阪・堺の動物病院】

2011.08.01

フェレットを飼育されている方にはご存知の方も多いと思いますが、フェレットは中年齢以降(平均5歳)でインスリノーマを発症することがよく見られます。



フェレットのインスリノーマの症状は急性に発症することはあまりなく、インスリノーマの進行と共に衰弱や神経症状を発現することが多いです。



フェレットのインスリノーマではいろんな症状を発現しますが、代表的なものを以下に列記します。



・ぼんやりしている

・ちょっと動くとすぐにばてる

・寝ている時間が長い

・痩せてきた

・後肢に力が入らず、よろよろと歩く

・呼吸時に口を開ける。ハアハアと息をする。

・ヨダレを流す。アワを吹く。鼻水を出す。くしゃみをする。

・震える。ぐったりしている。



これらの症状は加齢に伴う正常な老化現象ととらえられることも多く、注意が必要です。



フェレットのインスリノーマの治療としては外科療法と内科療法があります。フェレットのインスリノーマにおける外科療法はあまり効果的ではないとされている文献もありますが、経験的には効果が高いように感じられます。ただし、外科療法だけを選択することはできず、外科手術後に内科療法が必要となることがほとんどです。実際、フェレットのインスリノーマの治療において内科療法だけでは平均生存期間は半年であるのに対し、外科療法では平均生存期間は1年、内科療法に外科療法を併用すれば平均生存期間は1年半というデータもあります。



フェレットのインスリノーマは初期症状が分かりにくく、発見が遅れがちになりますが、治療開始が遅れれば遅れるほど生活の質や寿命が短くなるのは明らかなので、中年齢以降(特に4歳以降)のフェレットは定期的(一年に2回)の血液検査をして早期発見に努める方がいいでしょう。



キキ動物病院

大阪府堺市中区深井北町117-3

072-276-3555

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