大阪堺市のペットクリニック-キキ動物病院 の日記
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フェレットのフィラリア症【大阪・堺の動物病院】
2012.05.25
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フィラリア症は犬・猫で有名ですが、フェレットでもフィラリア症が確認されることが多くなってきました。
フェレットのフィラリア症の症状としては咳、呼吸困難、運動不耐性、チアノーゼ、食欲不振、体重減少、後肢麻痺、腹水、嘔吐などがあります。
フェレットのフィラリア症は致死的で治療も非常に困難なため、予防が重要になります。現状ではフェレットでの予防率は犬ほどは高くなく、感染率は犬よりも高いです。
フェレットのフィラリア症は犬と比べて症状が激烈で進行も早いことが多いです。
たった1匹フェレットに感染するだけでも致命的な症状が現れることがあります。急性に発症すれば突然死も起こりえます。
そして犬と同様に容易にフィラリア感染が成立します。
感染率は、一夏予防をしなかった場合、30~40%、三夏予防しなかった場合、90~100%と、一般的にはいわれています。
つまり3年間予防しなければ、ほぼ感染するということなのです。
幸い、予防法が確立しているので、毎年3月~12月は動物病院でフィラリアの予防を相談してみてください。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555