大阪堺市のペットクリニック-キキ動物病院 の日記
-
チンチラの不正咬合【大阪・堺の動物病院】
2012.06.25
-
チンチラはウサギやモルモット同様、不正咬合による症状を示すことがあります。
ただし、チンチラはウサギと違い不正咬合を患っていても症状を示さないことも多いです。
症状(よだれ、食欲不振など)を示す頃には不正咬合を長く患っており、全身状態が悪化していることも多いです。
少しみにくい写真ですが、この患者は右下顎臼歯が舌に向かって伸びすぎています。しかも尖っているので、痛くて食欲が落ちています。
チンチラは一見健康に見えても不正咬合を持つことも多く、健康にみえるチンチラの35%に不正咬合が存在するというデータもあります。
また、不正咬合は無処置で放置していると、治療に反応しない病変を形成することがあります。
チンチラはストレスに弱いからといって動物病院に連れていくことをためらわずに、半年に一度は健康チェックしてもらいに動物病院に連れていくほうがいいでしょう。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555