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ウサギの不正咬合(食欲ムラ・食欲不振・よだれなど)【大阪・堺の動物病院】

2012.06.08

ウサギの不正咬合はウサギと一緒に生活する者にとって常に気にかけておかなくてはならない病気の一つです。
不正咬合のことは知識としてある程度持っている方が多いと思うので、ここではデータを中心に違った視点で見ていきたいと思います。

まず、動物病院に来院して不正咬合と診断されるウサギは乾草をほとんど食べていないことが多いです。やはり乾草を食べさせることは大事ということです。
また、動物病院では1歳未満で不正咬合を診ることはあまりなく、生まれつき不正咬合というのは割合としてはごく一部ということ。この点から乾草を食べてない期間に応じて不正咬合が発生することが想像できます。
ただし、高齢になるまで一度も不正咬合が発生していなかったのが高齢になって突然不正咬合が発生するという例も少なからずあることに注意しなくてはなりません。

次に不正咬合と診断されるウサギの多くは食欲不振が認められるという事実。
ウサギの食欲が落ちた場合は常に不正咬合を考えなくてはならないということ。
ここでも食欲が正常だからといって不正咬合がないと断定できるわけではないことに注意です。実際流涙(不正咬合の症状の一つ)を認めても食欲が落ちないことも多いです。

不正咬合と診断されると再処置(歯切りなど)が必要な症例は94%というデータもあり、一度不正咬合が発生するとほとんどは再処置が必要になることがわかります。
このとき、再処置までの期間は1~2ヶ月で行われることが多く、処置後の乾草を食べた量に応じてこの期間が変動するようです。

今回、データから不正咬合という病気を見たのですが、病気の早期発見につながるヒントも見えたのではないでしょうか。

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

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