大阪堺市のペットクリニック-キキ動物病院 | 日記 | フェレットの副腎疾患(外陰部が腫れている、痒がる、体臭がきつくなった、など)【大阪・堺の動物病院】

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大阪堺市のペットクリニック-キキ動物病院 の日記

フェレットの副腎疾患(外陰部が腫れている、痒がる、体臭がきつくなった、など)【大阪・堺の動物病院】

2012.06.06

フェレットの副腎疾患はご存知の方も多いと思います。
そうです。あの毛がはげていく病気です。
副腎疾患を患っているフェレットの8割以上に見られる脱毛ですが、副腎疾患を患っていても脱毛が見られない場合があります。
今日はそんなお話。  

フェレットの副腎疾患において脱毛は尾や足の付け根から始まり、体幹部に進行していくことが多いです。
副腎疾患の初期には脱毛したあとに発毛することがありますが、最終的には発毛しなくなり、脱毛部位が拡大していきます。  
フェレットの副腎疾患の症状の内、脱毛は悪名高くなりすぎて、他の症状についてはあまり知られていない気がします。
フェレットの副腎疾患において、脱毛以外の症状には・掻痒・外陰部の腫大・雄フェレットの排尿障害(排尿量の減少、トイレ以外での排尿、尿漏れ、など)・被毛がべたつく、体臭の増悪・発情行動の回帰(交尾姿勢、雄が雌の陰部の匂いを嗅ぐ、攻撃的になる、など)のような症状があります。  
この中で、掻痒は比較的発生頻度が高いので、注意しておいたほうがいいでしょう。
また、体臭の増悪も慣れてしまって気にならない場合があるので、注意しておいたほうがいいとおもいます。  
フェレットはとにかく副腎疾患の罹患率が高く、副腎疾患に関係した病態も発生しやすいので、副腎疾患の発生を早期に発見するための知識として覚えておいた方がいいでしょう。  

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

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