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ウサギの消化器疾患について【大阪・堺の動物病院】

2011.04.01

兎は嘔吐できない動物であるというのはご存知の方も多いとは思うのですが、にもかかわらず時折ウサギが嘔吐するとの相談を受けることがあります。この時は実際は嘔吐ではなく、胃内容物の逆流であったり呼吸器系からの排出物であることがほとんどで、いずれにせよ非常に危険な状態です。



幼若うさぎは突然死をすることもあるのですが、突然死の要因の一つが早すぎる離乳です。

ウサギは成長とともに胃の抗菌機構が成立するのですが、胃の抗菌機構が成立するまでは母乳に含まれる成分で胃における抗菌機構を補っているのです。

ですので、少なくとも6週までは母ウサギとともに生活させる方が良いでしょう。



盲腸便を食べ残すとのことで来院することもあるとは思うのですが、肥満や神経症状などによって食糞ができない場合を除いて、軟便であることが多いです。軟便と盲腸便の区別の仕方としては軟便においては悪臭を伴うものが多く、盲腸便はほとんど臭いがしないことで判別可能なことが多いと思います。

下痢・軟便のときは一度の検査で原因がわかることが少ないのですが、かといって治療を開始しなければ命に関わる状態になることが多いので、原因追求よりも治療を優先せざるを得ないことが多いです。



兔の消化器疾患は非常に多く、動物病院に来院するウサギの主訴の5頭に一頭は消化器疾患であるくらいです。

若齢のウサギは消化器疾患で命を落とすことが非常に多く、若齢でなくても無治療で放置すれば命に関わることが多いです。

ウサギの症状に慣れてしまうことなく、様子を見すぎないことが大事なことだと思います。



キキ動物病院

大阪府堺市中区深井北町117-3



072-276-3555

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